今回、初めて岐阜県高山市の「高山祭」を見学しました。高山祭は、日本三大美祭の一つに数えられる伝統的な祭りで、春と秋の年2回開催されます。秋は澄んだ青空が広がり、色鮮やかな屋台(高山では山車を屋台と言います)が古い町並みを進む姿がとても印象的です。まるで江戸時代にタイムスリップしたような光景に、誰もが心を奪われます。
高山市の中心部は、昔ながらの町並みが残るエリアで、徒歩でゆっくり散策できます。京都のように混雑していないため、落ち着いて観光を楽しめる点が魅力です。高山駅前は最近リニューアルされ、観光案内所ではスタッフが観光客に案内冊子を配布していました。当日は特に欧米からの旅行者が多く、国際的にも人気が高いことを感じました。
高山では山車を「台車」と呼び、伝統的な装飾が施された台車が町中を巡行します。この巡行が高山祭の最大の見どころです。また、高山の名物といえば「そば」と「飛騨牛」。特に柔らかな飛騨牛の握り寿司は、町のあちこちで立ち食いできるほど人気です。短時間の滞在でしたが、高山祭を通して伝統と食文化の魅力を存分に感じることができました。
高山祭とは
高山祭は、毎年、春と秋に開催、春は4月14日・15日に行われる日枝神社(ひえじんじゃ)の山王祭(さんのうまつり)と、秋は10月9日・10日に行われる桜山八幡宮(さくらやまはちまんぐう)の八幡祭(はちまんまつり)の2つの総称です。

高山市への道のりに岐阜県の悠然たる山並みと、稲穂が刈り取られたばかりの初秋の田園が、見事なコントラストを描き出しています。


今回は名古屋から高速バスで高山まで行きました。所要時間は2時間40分ほどです。途中の秋の風景が美しいです。高山濃飛バスセンターはJR高山駅の横にあり、とても便利です。そして、この祭を目当てに海外からの観光客が多く見られて、逆に日本人観光客がすくないほどでした。


JR高山駅前、高山祭の飾りが観光客を迎えてくれます。
とにかく、この日は秋晴れで、空が綺麗でした。

飛騨高山名物 手打ちそば 恵比寿
お昼に高山に到着したので、昼食は老舗のそば屋 恵比寿(創業1898年)へ行きました。人気店のようで、訪日客が多く、予約待ちです。この店内は昔へタイムスリップしたようなでした。


私はとろろそばを注文。ざるそばに緑色の笹がとても鮮やかです。


訪日観光客が多いため、様々な言語でそばの説明書があります。私がランチをしていたときはスペインとイギリスからの観光客が食事をしていました。店員は訪日観光客に出身地を尋ねて、彼らの言語のそばの食べ方、歴史などの解説書を渡していました。すばらしいアイデアです。お客はそれを読みながら、料理を待ちます。

町並み保存地区の様子

町内に11台の色鮮やかな屋台が配置されています。町並み保存地区の様子をご覧下さい。観光客は多いですが、とても静かです。落ち着いて観光ができる素晴らしい雰囲気です。






小腹が空いたので飛騨牛の握り

散策の途中で少しお腹が空いたので、名物の「飛騨牛の握り」をいただきました。軽く炙られた飛騨牛はとろけるように柔らかく、口いっぱいに旨味が広がります。これは絶対にここへ来たら食べて欲しい一品です。

屋台の曳く様子(動画)

高山祭では、地元の方々が伝統的な装いでゆっくりと屋台を曳き、笛の音で祭りを盛り上げます。その姿からは、長い年月をかけて受け継がれてきた町の誇りと伝統を感じられます。
訪日客に人気の屋台

川沿いには、縁日に欠かせない屋台がずらりと並び、訪日観光客たちはその光景を珍しそうに歩き回っていました。中でも人気を集めていたのは、香ばしい香りを漂わせる「鮎の塩焼き」の屋台。焼きたての鮎に興味を持った観光客が集まり、店員さんが丁寧に食べ方を教える姿が印象的でした。


宵際(夜の様子)

今回は宵祭までは参加しませんでしたが、夜になると写真のように提灯の灯りがともり、屋台が幻想的に彩られます。昼間とはまた違った華やかさがあり、まるで別世界のような雰囲気に包まれます。

「静けさと情緒が残る高山の旅
高山は、落ち着いた雰囲気の中でゆったりと観光を楽しめる魅力的な街です。歴史ある町並みが美しく残り、四季折々の風情を感じながら散策できます。観光客も比較的少なく、静かに過ごしたい方にもおすすめです。さらに、世界遺産の白川郷や名湯・下呂温泉にも近く、JR高山駅やバスターミナルが整備されているためアクセスも抜群。心と体を癒す旅の拠点として、まさに理想的な場所です。


コメント