「ブラジル=常夏」というイメージを持つ方は多いかもしれません。
しかし実は、ブラジル南部には冬になると雪が降る町が存在します。雪の季節は6〜8月。南半球ならではの“真逆の冬”が、そこにはあります。
本記事では、なぜブラジルで雪が降るのか、雪が見られる具体的な地域、そして現地のリアルな冬の暮らしについて、分かりやすく紹介します。
「ブラジルの意外な一面を知りたい」「旅行や雑学として楽しみたい」方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。
私はブラジル南部・クリチバに滞在中、想像以上の寒さを実際に体験しました。
暖房器具は日本の冬と同じく必須で、夜の冷え込みに備えて電気暖房毛布を現地で購入したほどです。
さらに、雪の降る町サンタカタリナ州 São Joaquim(サン・ジョアキン) には、雪だけではない興味深い魅力があります。
それは、日本人とも深く関わる 「ブラジル有数のリンゴ産地」、そして 「桜」 の存在。
雪景色の先に広がる、もうひとつのブラジルの姿もあわせてご紹介します。
雪が降るのはどこ?ブラジル南部の地域
サンタカタリナ州 São Joaquim(サン・ジョアキン)

ブラジル南部の高地1000m以上は寒くて、雪が降る地域があり、雪を知らないブラジル人はそこへ行くツアーがあります。
ブラジルで最も雪が降りやすい町として有名なのが、サンタカタリナ州のSão Joaquim(サン・ジョアキン)です。標高は約1,300mあり、冬になると国内でも特に低い気温を記録します。
この町では、年によっては数回の降雪があり、ニュースで「ブラジルに雪が降った」と報じられる際には、必ず名前が挙がります。私が訪れた時も、朝は霜が降り、吐く息が白くなるほどの寒さでした。氷点下になることも珍しくありません。


雪が降っています!


服装を見て下さい。完全防寒着です!


長いつららができています!

São Joaquim(サン・ジョアキン)は雪以外に日本人と大事な関わりがあります!
日本人移住者によるリンゴ栽培がブラジルの一大産業に!
実はこの町、私たち日本人と深い繋がりがある場所なのです。それは、かつて日本人移民が開拓の鍬を入れ、日本政府による継続的な技術援助と入植者たちの不屈の努力によって、日本を代表するリンゴの品種「ふじ」の栽培が始まった地だからです。
その結果、この町は今やブラジル国内におけるリンゴの一大産地へと発展を遂げました。これまでブラジルでは、リンゴの多くを隣国アルゼンチンからの輸入に頼っていましたが、今ではこの地で育まれた、美味しいブラジル産のリンゴが市場を賑わせています。

写真のリンゴをよく見て下さい。FUJIと書かれています。maçãはポルトガル語で🍎リンゴの意味です。

異国の地で、言葉も文化も異なる環境の中、先人である日本人移民たちは、そのひたむきな努力と、日本の技術が結実し、ブラジルの食文化に新たな彩りを加えたのです。

リンゴ祭がされるほど、大きな産業となっています。この人の多さは凄いですね。日本人移民はブラジル農業に貢献しています。


🍎リンゴ祭を彩るミス・リンゴです。

🌸更に!この地は、桜が咲きます。
ここには、桜があります。日本人には馴染みのある風景であり、心がなじみます。
桜と日本文化の詳しい内容は、私の投稿記事桜と日本文化を参照して頂けると、よく分かります。

この風景どこかで見ませんでしたか?


この写真を見るとブラジルと思いませんね!

ブラジル南部には、静かで寒く、美しい冬があります。雪が降る風景は、日本人にとってはどこか懐かしくもあり、同時に「ここが本当にブラジルなのか」と不思議な気持ちにもさせてくれます。
ブラジルを一面的に捉えるのではなく、こうした多様な自然や気候に触れることで、この国の奥深さをより感じられるはずです。


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