国会議事堂 参議院&衆議院 参観

日本
記事内に広告が含まれています。

日本の政治の中心地「国会議事堂」は、その重厚な建築と歴史的な価値で訪れる人々を魅了します。ニュースなどでよく目にするこの場所ですが、実際に足を運ぶことで、日本の政治の重要性を肌で感じることができます。国会議事堂の見学では、政治の仕組みや国会の役割について学びながら、より身近に政治を理解する機会となります。

日本の国会は「衆議院」と「参議院」という二つの議院から構成されており、それぞれが異なる役割を担っています。衆議院は予算審議や内閣総理大臣の指名など、国民の意見を反映しやすい特徴を持つ一方、参議院は長期的な視点で物事を審理し、衆議院の決定を抑制する役割があります。この二院制により、多角的な視点から法案や政策が議論され、日本社会にとってより良い法律が制定されています。

国会議事堂内では、実際に法律が作られたり予算が決められたりする様子を学ぶことができ、政治が私たちの日常生活にどれほど深く関わっているかを実感できます。また、建物自体も日本の伝統的な建築様式と西洋風デザインが融合した美しい構造であり、歴史的価値も高いです。

ぜひ東京観光の際には永田町にある国会議事堂を訪れてみてください。平日には予約不要で内部見学も可能です。政治の舞台裏を知ることで、ニュースや選挙への関心が高まり、自分自身も社会の一員として積極的に関わる意識が芽生えるかもしれません。

国会議事堂(衆議院・参議院)の参観は、一般の方でも可能で、政治や歴史に触れる貴重な体験ができます。見学には事前予約が必要な場合もあり、平日限定や団体・個人で受付方法が異なることもあるため、公式サイトでの確認が推奨されます国会議事堂参観方法は最後に紹介しています。


著者
著者

日本は衆議院と参議院の二院制です。その特徴を説明します。

比較項目衆議院参議院
議員定数465人248人
任期4年(解散あり)6年(3年ごとに半数改選、解散なし)
被選挙権満25歳以上満30歳以上
選挙区制度小選挙区制(289人)、比例代表制(176人)選挙区制(148人)、比例代表制(100人)
解散の有無ありなし
役割の違い内閣不信任決議、予算の先議権、総理大臣指名、条約承認などで優越が認められる衆議院解散時の緊急集会開催が可能
民意の反映度任期が短く解散もあるため、直近の民意を反映しやすい長期的な視点で慎重に審議可能
法律案の扱い衆議院で可決後、参議院で否決された場合、衆議院で3分の2以上の賛成で再可決可能両院協議会を経ても意見が一致しない場合は衆議院の決定が優先
著者
著者

以下に、二院制の目的と特徴を簡潔にまとめた表を作成しました。

項目説明
制度名二院制(両院制)
概要議会を上院と下院の2つに分けて構成する制度
役割下院:民意を直接反映し、立法の中心的役割を果たす 上院:慎重な審議と修正、地域や専門的立場を代表
特徴多様な意見を反映しやすい 法案のチェック機能が働く
長所慎重な審議が可能で拙速な立法を防げる 地域や少数派の声を反映しやすい 権力の抑制と均衡が図れる
短所意思決定が遅くなる可能性がある 両院の対立で法案が停滞することがある 重複した議論が生じることがある
主な採用国日本、アメリカ、イギリス、ドイツ など

例えば、衆議院は国民の声を即時に反映しやすい一方で、短期的な世論や政局に流されやすいです。これを参議院が落ち着いて見直すことで、バランスの取れた政治が実現します。


参議院 参観

著者
著者

参議院参観受付へのアクセスです。

国会議事堂へ

東京メトロ永田町駅の1番出口を出ると、国会議事堂の裏側に到着します。駅から徒歩約3分で、参議院参観受付へ向かうことができます。周辺には参議院議員会館と衆議院議員会館があり、政治の中心地ならではの重厚な雰囲気を感じられるエリアです。

参観受付までの道順は非常に簡単です。1番出口を出た後、右手前に参議院議員会館、後方に衆議院議員会館が見えます。そのまま進むと参議院参観受付に到着します。参観は平日のみ可能で、予約不要で直接受付できますので、気軽に訪れることができます。

また、このエリアには多くの警察官が常駐しており、道に迷った際には親切に案内してくれます。国会議事堂周辺は観光名所としても人気があり、ぜひ訪れて、日本の政治の舞台を体感してみてください。

参議院の参観は、月曜日から金曜日(休日・年末年始を除く)に実施されています。参観時間は約60分で、午前9時、10時、11時、12時、午後1時、2時、3時、4時の毎正時に開始されます。受付締切は開始5分前までとなっているため、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。

参観当日は、代表者が受付で必要事項を記入し、その後列に並びます。参観時間の約15分前には入館が始まり、手続きや待機がスムーズに進行します。待ち時間には「参観ロビー」で過ごすことができ、このロビーでは参議院の活動や歴史を紹介する展示物が充実しています。広報展示では「国会の働き」や「法律のできるまで」などを学べるパネルや体験型コーナーもあり、大人から子どもまで楽しめる内容です。

参観ロビー
参観ロビー
天皇陛下の御椅子 (参観ロビー)
著者
著者

参議院参観について、ご紹介します。

参議院 参観スタート

参観時間になると、衛視の案内により参観がスタートします。まず、重厚な階段を上り、傍聴席へ向かいます。この階段は歴史的な建物特有の急な造りとなっており、当時の建築技術の趣を感じられます。傍聴席に入ると、テレビでよく見る国会議場の風景が目の前に広がります。白いカーテンを開けると、天皇陛下の御椅子が見え、その荘厳で格式高い雰囲気に圧倒されることでしょう。

参議院の議員数は現在248人ですが、議場内にはひと席空いている議席があります。これは参議院の前身である貴族院時代の名残であり、当時の議席数は409名だったためです。この歴史的背景を知ることで、ニュースなどで議場を目にする際に新たな視点を持てるでしょう。

さらに、大臣席には特定の着席順がありませんが、総理大臣は決まった位置に座っています。また、この静かな議場では5分間隔で短いチャイムが24時間鳴り響きます。このチャイムは速記者が5分ごとに交代するための合図です。こうした細部まで知ることで、国会議事堂見学がより深く楽しめます。

著者
著者

参議院議場を動画でどうぞ!

著者
著者

参議院議場の中央広間、国会議事堂の中心へ移動します。

御休所 天皇陛下の休憩所
参観の風景
中央広場 国会議事堂の中心 高さ32.62m

国会議事堂の中央広間には、日本の四季をテーマにした4枚の油絵が四隅に飾られています。それぞれ以下の風景が描かれています:

  • : 吉野の桜
  • : 十和田湖
  • : 奥日光の紅葉
  • : 日本アルプスの雪景色
出典 参議院サイト https://www.sangiin.go.jp/

移動中、委員会が開催していましたので、国会議員が参観グループの横を通り過ぎていました。目印は国会議員バッチです。

中央広間に3人の憲政功労者の銅像が立っています。1カ所は空席です。それは政治は永遠に未完成という意味だそうです。
● 板垣退助
● 伊藤博文
● 大隈重信

著者
著者

室内を参観後は外に出て、誰もが知っている国会議事堂正面へ行き、記念撮影でこの参観は終了します。

衆議院 参観

衆議院の参観も可能です。しかし、参観ルールは参議院と違いますので、ご注意を!
衆議院は土日、祝日も参観できるので便利です。

*参観時間

平日(衆議院参観通用門内参観受付所)
8:00 ~ 17:00(16:00までに受付)
土日、祝日(衆議院面会受付所参観受付窓口)
9:30、10:30、11:30、
13:00、14:00、15:00 の計6回。

出典 衆議院 https://www.shugiin.go.jp/internet/index.nsf/html/index.htm

衆議院 参観スタート

衆議院の参観は、受付を済ませた後、衆議院ロビーで待機し、衛視の案内によってスタートします。再び、急な階段を上りながら本会議場の傍聴席へ向かいます。この階段は歴史的な建物特有の造りで、国会議事堂の重厚な雰囲気を感じられるポイントの一つです。

傍聴席から眺める衆議院議場は、テレビでよく見る風景そのものであり、参議院とは異なる特徴があります。特に注目すべき点は、天皇陛下のお席や議員席に横の空席がないことです。この違いを知っておくと、今後ニュースなどで国会中継を見る際に衆議院か参議院かを見分ける手がかりになります。

その後の見学コースは参議院とほぼ同じで、御休所や中央広間など国会議事堂の見どころを巡ります。

国会議事堂 衆議院・参議院 参観の感想

東京・永田町にある国会議事堂を見学する機会に恵まれました。普段はニュースや教科書などを通じてしか知ることのない衆議院参議院の議場を実際に訪れることで、日本の政治の仕組みや歴史についてより深く学ぶことができました。

特に、国の重要な政策が決定される場としての緊張感や、日本の近代政治の歩みを感じさせる荘厳な建築に圧倒され、非常に貴重な体験となりました。国会議事堂参観は、政治に興味がある方だけでなく、日本の歴史や社会構造を知りたい学生や観光客にもおすすめです。

日本の政治を「知識」としてではなく、「体験」として学ぶことができるこのような機会は、国民としての意識を高めるきっかけにもなります。

国会議事堂の荘厳さ

国会議事堂を見学して、まず心を奪われたのはその建物自体の美しさと存在感でした。外観は重厚感があり、長い歴史を感じさせるクラシックなデザイン。一方、内部に足を踏み入れると、日本の伝統美と近代建築が融合した精緻な空間が広がっており、細部にまでこだわった装飾に驚かされます。

特に印象的だったのは、中央広間にあるステンドグラスと大理石の柱。天井から降り注ぐ柔らかな光がステンドグラスを通して幻想的に広がり、荘厳な雰囲気を醸し出しています。このような建築美を間近で体験でき、日本の政治だけでなく、建築やデザインに興味のある方にも大変おすすめです。

衆議院・参議院 本会議場

衆議院本会議場を実際に見学することで、普段テレビやニュースでしか見られない国会の舞台裏を体感することができました。テレビ画面では伝わりにくいその広さや厳かな雰囲気は圧巻で、思わず背筋が伸びるような緊張感のある空間でした。

議場内では、実際に国会議員たちが討論を行う席や、一般市民が国会を見守ることのできる傍聴席などを間近に見ることができます。特に印象的だったのは、議員席が政党(党派)ごとに配置されていたことや、演壇・議長席の位置関係など、ニュースではわからない国会内部の構造や運営の仕組みを学べた点です。

この場で、日々日本の未来を左右する重要な政策や法案が議論されていると考えると、政治の重みと責任の大きさを改めて実感しました。

感想と今後への思い

今回の国会議事堂(衆議院・参議院)参観を通じて、日本の政治や民主主義の大切さについて改めて考える貴重なきっかけとなりました。普段の生活の中では、政治に対してどこか距離を感じることが多いかもしれませんが、実際に議場を訪れ、議員たちの討論の場を目にすることで、「一人ひとりが政治に参加することの重要性」を強く実感しました。

このような体験を通じて、今後は選挙や政策への関心をもっと持ち、情報を積極的に収集しながら、自分自身も社会の一員として行動する意識を持ちたいと思います。政治は自分とは関係ないものではなく、私たちの暮らしや未来に直結していると気づかされました。

また、衆議院・参議院参観は、日本人として一度は体験しておきたい学びの機会です。議場の雰囲気、建築の美しさ、政治の現場を肌で感じることで、教科書では得られないリアルな知識と感動が得られます。

国会議事堂 参観方法

著者
著者

衆議院、参議院の参観コースは約60分です。

国会議事堂参観は無料で参加できる貴重な体験です。ぜひ訪れて、歴史や建築美だけでなく日本政治の中心地である衆議院と参議院それぞれの違いを体感してみてください。

コメント